かつら(ウィッグ)対する最低限の知識

●人毛の基本
人の髪の毛を使います。 一度薬品で キューティクルをはがし、色を染めたり保護剤をつけたり処理をします。 均一な色目とある程度そろった髪質を作ることができますが、処理してあるため 3ヶ月程度で退色のため赤味かかって見えてくることがあります。人毛は自分で染めることも出来ますし、ドライヤーでブローしたり、パーマをかけたりすることができます。 より自然に見えますが、人の毛であることから、品質にばらつきがあり、重たくて乾きづらいことや、洗った後のブローが必要であったりと、扱いが面倒な1面もあります。一般には中国で毛髪の入手・生産をしていますが、現在中国では、品質の良い毛髪はなかなか手に入らなくなってきています。 ●レミーヘアーを選ぶ
レミーヘアとは、三つ編みにした髪をそのまま切ることでキューティクルを同一方向に揃えた 人毛のことを言います。普通の人毛よりレミーヘアの方が質は良いですが、原料の仕入れ段階で髪の方向が逆になっている髪が混入していることが多く、経験を積んだバイヤーでも見抜くことが難しいのです。 もしそのような髪が混入していたとすれば髪は絡みます。 製品になって使用してからではないと分からないことが多いので、工場としてもリスクが高まります。 そのため、レミーヘアといえども薬品処理でキューティクルを剥がす処理を施しています。 キューティクルを剥がす事で、髪は均一になり絡むことがなくなります。 しかし、キューティクルを剥がすと言う事は、その時点でかなり髪にダメージを与えます。 ですから、使用頻度やお手入れ方法によりことなりますが、1年前後で髪が絡んだり傷んだり するようになります。 それに対し、バージンヘアーというものがあります。 バージンヘアーはより自然な状態を維持し薬品による加工の行程を極力省き、キューティクルを残し人毛の損傷をより控えた毛髪です。 通常のレミーヘアや普通の人毛より、髪にダメージの少ない人毛になり、髪の持ちがまったく違います。 このような髪は非常に希少価値が高く、最高級と言われる人毛で、30万円以上の高価なオーダーメイドウィッグなどに用いられる高級人毛です。 櫛通りや手触りが良く、パーマ、カラーの持ちが良いのが特徴。 人毛やミックスではなかなか染めづらいことがございますが、レミーヘアーは良く染まります。しかし、非常にデリケートで、安い市販のヘアダイでご自身で染めると、枝毛・切れ毛の原因にもなります。できれば注文時にお色を決められて、工場で染められることをお勧めします。 レミーヘアとバージンヘアはこれ程までに違いがありますから、ご購入の際はご確認ください。 ●人工毛髪
人工的に作られた毛髪です。軽く、乾きが早く、洗いっぱなしでもセットが崩れないので手入れが楽です。最近は人工毛はよく出来ていて人毛より見栄えの良いものがあります。難点は太陽の光の下での色あいが不自然であることや、静電気がおきやすく、使っていくうちにちりちりに毛が縮んでしまうことです。アクリル系の安価なウィッグは夏、蒸れてとても暑いです。 一般には熱に弱いですが、ポリエステル系人工毛ですと熱に強いので、ドライヤー・ヘアアイロン・ホットカーラーなども使えて、一度カールとつけるとなかなか取れないので、人工毛ならポリエステル系人工毛(形状記憶毛)がおすすめです。 ●ミックスを選ぶ
人毛と人工毛とのミックスです。それぞれの悪い面を補うことで作られました。 大手メーカーはミックスを使うことが多いです。見た目にはほとんど変わりはありませんが多少縮れてしまうこともあるようです。割合を好きなようにオーダーすることもできます。人毛 ウィッグ、医療用かつら、かつら通販、Berry & Roseのウィッグ、カツラの選び方 値段は安いものでアクリル人工毛(5千円程度)から人毛・ミックスで大手では100万近いものまで様々です。 価値観は人によって違いますが、 最初は安いかつらから試してみることをお勧めします。 違いは実際に被ってみないと分からないことも多いと思いますが、こうした特長をふまえ、自分に合ったかつらを探しましょう。
●かつらウィッグの体験記
①精神的にかなりひどい状態に追い詰められて、
わたしはカツラを考え始めました。最初はテレビCMを流している大手メーカーのパンフレットを取り寄せるところから。
さっそく勧誘の電話がかかってきて「お試し体験は無料」というので、憂鬱な気分をなんとか振り払って、出掛けてみました。
そしたら、スゴイんですよ。かつらを試す前に、まず毛髪診断があるんです。
マイクロスコープというんでしょうか、カメラみたいなのを頭皮にあてられて、「お手入れが間違ってますね」「シャンプー、きちんとできてませんね」なんて、かなり、ひどいこといわれました。しかも試着したカツラの値段が30万円!!図々しく質問したら、最低でも20万円くらいからだそうです。
確かに、フィット感もいいし、目立ちにくいだろうなとは思ったのですが、それでも、考える値段ですよね。それで、今度は専門店のかつら売り場へ。いまは薄毛で悩む女性が増えてるためでしょうか?予想してたより、かなり商品が充実していました。ま、わたしは頭頂部を隠したいだけだったので、カツラというより、ヘアピースでしたが。
それでも、これなら不自然じゃないかな?と思えるものがいいお値段で手に入りました。
※増毛するかつら店・ウィッグの選び方と注意点は
でも本当にたいへんなのは、いつかつらをつけるかということでした。職場の同僚にバレないように装着する、そのタイミングが難しかったのです。それで、考えた末に1ヶ月ほど先だったのですが、ゴールデンウィークを狙いました。その間、カットに行かずに髪を少し伸ばしてGWに入ったところで、毛先だけパーマをかけて、かなり雰囲気を変えたんです。
そして手先のボリュームアップと同時に頭頂部にかつら装着!美容師さんにも相談したので、本当に自然な仕上がりになり、これで毎日、悩まずに出勤できると心から安堵したものです。いま考えれば、同僚の人たちは気づいていて、黙っててくれたのかもしれませんが(いまだに真実は聞いてません)
とにかく、毎朝のストレスがなくなったことは本当に大きかったです。なかなか思い切れないかもしれませんが、育毛をはじめて、髪の毛がはえてくるまでのストレスをなくすために、わたしはカツラの着用をおすすめします。
※上記の増毛クチコミ・比較ランキングは2016年11月21日に更新された最新情報となります。